サンショウウオの系譜(62) フィギュアの醍醐味

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京都水族館フィギュアコレクション 4 オオサンショウウオ卵と幼生(色彩変異) 造形企画製作・海洋堂 原型製作・山本聖士

 このフィギュアが、「アホロートル」をも系譜の中に入れてしまった張本人です。「京都水族館フィギュアコレクション」の「オオサンショウウオ卵と幼生(色彩変異)」です。どうでしょうか。「アホロートル」の様な愛嬌はありませんが、良く似ています。「アホロートル」の「幼生」もこの「オオサンショウウオの幼生(アルビノ)」も私は見た事がありませんが、きっと、良く似ているのではないでしょうか。卵の形状が想像していたものとは違って、奇妙で、大変に驚きました。等身大ではないのですが、実物を投影する事(フィギュアを実物と錯覚する事)が出来ます。正に、この様な思いを持たせてくれる事が、動物フィギュアの良さでもあり、醍醐味ではないでしょうか。




オオサンショウウオの系譜(61) サンショウウオの目は特別

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京都水族館フィギュアコレクション 2 オオサンショウウオ(交雑種) 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 その目の大きさが、このフィギュア(京都水族館・オオサンショウウオ)では定まっていません。まるで重箱の隅を突いている様で恐縮なのですが、私は在来種と交雑種をそれぞれ2 体づつ持っていますが、納得出来るのは1体です。目の大きさが0.5φ程です。残りの3体の内の1体は1.2φほどの大きさがあります。恐らく目付けを担当された方のセンスなのでしょうけれども、フィギュアにとっての眼は特別なものです。その事は、幾度かこのブログで指摘させて頂きました。ましてや「オオサンショウウオ・フィギュアの目」は更に特別なものであると印象づけた「海洋堂」(敬略)の製作だけに、非常に残念でなりません。

オオサンショウウオの系譜(60) 目の大きさ

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京都水族館フィギュアコレクション 2 オオサンショウウオ(交雑種) 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 ボトルキャップとの関係を長々とお話をさせて頂きました。少し反省しています。
 さて、このフィギュアの事も紹介しておきましょう。これは「オオサンショウウオ(交雑種)フィギュア」ですが、少し気がかりな事があります。それは目の大きさです。そう言えば「チョコエッグ」でも「大目と小目」がありましたが、このフィギュアもそうです。大きな白眼が判ると思います。オオサンショウウオでなければ気にもしない部分なのですが、極端に小さな目は「オオサンショウウオ」の特徴となります。「チョコエッグ・オオサンショウウオ」の眼が、途中で小さな目に改良された事は、その証しではないでしょうか…。

サンショウウオの系譜(59) 同じ時間と空間  

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京都水族館フィギュアコレクション 2 オオサンショウウオ(交雑種) 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 幸いにも、最近の「日本水族館立体図録5」やこの写真の「京都水族館コレクション」の一部には再び彩色された背景が復活している事も事実です。コストの削減は製作会社にとっては死活問題なので、致し方ないと理解しますが、愛好家としては少し物足りないものがあるのも事実です。
 この背景の在り方は以前にも詳しくお話をさせて頂いた記憶がありますので、ここでは割愛しますが、写真の様に、フィギュアが自然に見えれば「台座はあくまでもフィギュアを支えるものであって、それ以上である必要がない。」と思う方も多くおられると思います。そう考えるのであれば「チョコエッグ」の様に敢えて「台座」を付ける必要はありません。「チョコエッグ」も台座は無くともフィギュアを支えています。その方がコストが抑えられて、内容を充実させる事が出来ます。展示模型として見せているから台座が必要なのです。展示する以上はその周りの空間が意識されます。フィギュアと台座は全く同じ時間と空間を共有しているのです。その共有している空間を見て、人間は感動したり、考えたり、落胆したり、笑ったり、安堵したりと「チョコエッグ」以上の様々な思いを描き発見するのではないでしょうか。 

サンショウウオの系譜(58) アクアリウムの意味 

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京都水族館フィギュアコレクション 2 オオサンショウウオ(交雑種) 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 昨日から紹介している写真は「京都水族館フィギュアコレクション」の「オオサンショウウオ(交雑種)」です。所謂、色違いフィギュアだと思います。

 話は戻りますが、昨日のデータから注目して頂きたいのは、2007年4月の「日本水族館立体図録」で、すべてのフィギュアが「彩色背景」を使用している事と、2011年3月の「日本水族館立体図録3」で、状況が一転して、全てがキャップと同色となってしまうのです。不況の煽りは、模型・造形の業界にも著しく、特に零細企業には大変に厳しいものがあります。それは現在も続いています。それと製作場所の中国の人件費の高騰もあるでしょうか。恐らくそれらのコスト削減のための処置だと重々に理解しているのですが、その為にフィギュアの質が変わってしまった様にも思います。その動物をより自然に見せるために考え出されたボトルチャップ台座の「彩色背景」が、フィギュアを支えるためだけのものになってしまったように私には見えてなりません。より自然な姿を求めて製作されていたのが「アクアリウム」ではなかったのでしょうか…。それとも私の知らない所で別の理由があるのでしょうか…。


サンショウウオの系譜(57) フィギュアと台座の関係

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京都水族館フィギュアコレクション 2 オオサンショウウオ(交雑種) 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 ここで、海洋堂(敬略)のアクアリウム(アクアティルズも含む)シリーズのフィギュアと台座との関係を整理してみましょう。背景とは、キャップと動物フィギュアの間にある岩や波や砂地等の情景を飾っているものです。本来の目的は、フィギュアを支える支柱(棒状のもの)を、台座(キャップボトル)に固定させるためのものだと思います。

黒潮の魚たち・第1弾(2002年7月)
0体(背景なしのキャップのみ)+9体(キャップと同色の背景)+7体(彩色の背景)=全16種類

黒潮の魚たち・第2弾(2003年1月)
0体+8体+5体=全13種類

新江ノ島水族館立体生物図録(2004年4月) ※「新江ノ島水族館への誘い」は省く  
1体+4体+13体=全18種類

新江ノ島水族館立体生物図録2(2005年4月)  ※「新江ノ島水族館への誘い2」は省く    
0体+4体+10体=全14種類

日本水族館立体図録(2007年4月)
0体+0体+14体=全14種類

日本水族館立体図録2(2008年8月)
0体+0体+15体=全15種類

日本水族館立体図録3(2011年3月)
0体+13体+0体=全13種類

日本水族館立体図録4(2011年7月)
0体+14体+0体=全14種類

サンシャイン水族館コレクション(2011年8月)
2体+8体+0体=全10種類

日本水族館立体図録5(2011年7月)
0体+8体+4体=全12種類

京都水族館コレクション(2012年3月)
0体+5体+4体=全9種類

同様の仕様には他に「深海生物コレクション」や「ペンギズランチ」などがありますが、今回は上記を対象にお話を進めます。

オオサンショウウオの系譜(56) 原点

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京都水族館フィギュアコレクション 1 オオサンショウウオ(在来種) 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 今から11年も前に登場したフィギュアに「深海生物フィギュアコレクション」が在ります。その当時は、「チョコエッグ」と違って、透明感があり、光物が多く、魅力的なフィギュアでした。見せ方(フィギュアとボトルキャップとの関係)は、この「深海生物フィギュアコレクション」と似ています。この見せ方が「原点」だと言わんばかりに最近の「アクアリウム・シリーズ」が展開されている様に見受けられます。「原点」に戻る事は大切な事ですが、それは思考錯誤の製作途中で行われる事で、決して「結果(製品)」ではないと考えています。「結果」であってはならないのです。同じものにはならないし、なってはいけないのです。何故なら、今とは違う11年も前の過去の「結果」なのですから…。 

オオサンショウウオの系譜(55) プラスティックが現実的で…

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京都水族館フィギュアコレクション 1 オオサンショウウオ(在来種) 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 動物フィギュアを魅力あるものにするための法則はありませんが、魅力あるフィギュアには幾つかの共通点があります。そのひとつは「自然に見える事」です。サンショウウオ自体には、違和感はありませんが、ブルーに染められたボトルキャップの台座と岩が現実的で、プラスティックの素材感が濃い目のブルーと合間って、大きく主張しています。このブルーは私的には不自然に感じられます。
 異なるものを組み合わせる事で、新たな世界(空間)は産まれます。けれどそれは、お互いが共鳴する(良く見える)何かがあっての事です。この場合はお互いに共鳴し合うものが私には見えて来ません。私の認識不足であるのなら良いのですが…。

サンショウウオの系譜(54) 何かが足りない。

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京都水族館フィギュアコレクション 1 オオサンショウウオ(在来種) 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 けれど私は、このフィギュアを見ていると「週刊・日本の天然記念物」のそれと比較すること自体が不謹慎に思えて来るのです。懐疑的に考えてしまいます。けれどそれではこのブログは成立しません…。
 眼の前にその2体のフィギュアがあります。確かに「京都水族館」のそれの方がひと回り小さく出来ています。その為かも知れませんが、迫力がありません。比べてみると、纏まりがあり、ポージングも良いと思うのですが、「存在感」が余り感じられません。「生命感」も圧倒されています。一体この違いは何なのでしょうか。「京都水族館」の何が足りないのでしょうか…。

サンショウウオの系譜(53) 京都水族館

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京都水族館フィギュアコレクション 1 オオサンショウウオ(在来種) 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 やっとの思いでここまで辿り着きました。「急がば回れ」に準じて来たのですが、随分と長い系譜となりました。気持ちが垂れてしまいますが、まだまだ続きます。
 さて、このフィギュアは今年の3月にオープンした「京都水族館」のフィギュアコレクション(全9体)のオオサンショウウオ(在来種)です。良く出来ています。「艶」が抑えられていて好感が持てます。「オオサンショウウオ」の特徴を丁寧に再現されています。「頭の形状」や「後ろ足の手前から延びる尾ヒレ(背ビレ)」は、海遊館ミュージアムのものと同等で、各パーツとしては「週刊・日本の天然記念物」のそれよりも正確に捉えられている様に感じられます。けれど…。

サンショウウオの系譜(52) キツネにつままれた進化

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海遊館ミュージアム オオサンショウウオ 2009年8月 監修・海遊館 企画・総指揮・佐藤純也 原型製作・KOW

 この「安定感」も私の課題だと思っています。この「安定感」もまた「存在感」と何らかの関係があると考えているからですが、その事はまたの機会のお話とさせて下さい。
 話は「オオサンショウウオ」に戻ります。「些細な違い」は「アメリカザリガニ(青色変異個体)・フィギュア」の様に作家(製作者)の何らかのメッセージを 与えてくれます。それが、小さければ小さいほどに強いメッセージ(こだわり)があると言う訳です…。
 ところが、この「海遊館ミュージアム」の新旧のフィギュアはどうでしょうか。この「オオサンショウウオ・フィギュア」に限っては、「古風な台座」の有無でしかその違いが私には解りません。それでは何故か納得がいかないのです。欲張り過ぎるのでしょうか…。私の認識不足であって欲しいと願っているのですが…。ただ、この「古風な台座」に対しては、紆余曲折が私の中でもあります(詳しくは過去のブログを覗いてもらえれば解ります。)が、結果的には肯定的に解釈しているので、台座がある方が良いと考えています。そう考えると「海遊館ミュージアム」は、進化していると言っても良いのかも知れません。けれどなんだか、キツネにつままれた様な気がしています。
 最も、常に進化を求める事自体が可笑しいのでしょうか…。

サンショウウオの系譜(51) 安定感の必然

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チョコQ海洋堂大博覧会限定版(横浜そごう) アメリカザリガニ(青色変異個体) 2004年12月 製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 この写真は横浜そごうバージョンの正常な立ち姿です。なぜ、この写真を載せたかと言うと、実は、その些細な違いが意外な所に、もうひとつあったのです。それは写真では理解できません。見た目では解らない部分ですが、私としては非常に興味を持つ事が出来た事柄です。見た目が変わらないのであれば「動物フィギュア」としは何の意味もない様に思われるかも知れませんが、決してそうではありません。
 実は、「高島屋バージョン」は、床に置くとお腹から見て左の第3胸脚と右の第4胸脚の2点でフィギャアを支えていて、前後にシーソーの様な状態になっているのに対して、、「横浜そごうバージョン」は、左の第4胸脚と右の第3胸脚と尾の3点で支えられていて、安定感があるのです。それは、展示を意識して意図的に製作されている事を示している様に思います。無論、複雑な胸脚部ですので、小さなバリやゴミ等が接合の折に挟まれてそうなるのかも知れませんが、その方が偶発的に感じられます。

サンショウウオの系譜(50) 横浜そごうバージョン

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チョコQ海洋堂大博覧会限定版(横浜そごう) アメリカザリガニ(青色変異個体) 2004年12月 製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 このフィギュアが「横浜そごうバージョン」です。第2胸脚が細くなり、第3胸脚が太くなって、太さが均一になり、バランス良く修正されています。この僅かな違いが、製作会社と作家にとっては大変に大切な修正だった様に思います。なぜなら、その修正の為に、原型を造り変えて、新たな金型を造り、以前の物を破棄して新たに生産しなくてはならないのですから…。

サンショウウオの系譜(49) 「進め海洋堂」展

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海洋堂40周年記念「進め海洋堂」展(高島屋) アメリカザリガニ(青色変異個体) 2004年3月 製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 突然ですが、これが海洋堂大博覧会「進め海洋堂」展(高島屋)のアメリカザリガニ(青色変異個体)です。彩色に関しては若干の違いがありますが、それは人の手による彩色作業のために出来た微妙な斑だと思います。その事には触れる必要はありません。
 意図して修正された些細な違いが理解できるようにお腹を映していますが、大きな鋏(第1胸脚)の次の第2・第3胸脚の太さを注視して下さい。 特に第2胸脚は、その違いが如実に解ります。明日はこの「そごうバージョン」を掲載しますので、見比べてみてください。(写真をクリックすると拡大します。)

サンショウウオの系譜(48) 些細なれど… 

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海遊館ミュージアム オオサンショウウオ 2009年8月 監修・海遊館 企画・総指揮・佐藤純也 原型製作・KOW

 話を戻します。些細な違いにその製作者の考えが見えて来るのです。けれどそこには、明らかに訂正をした証拠が必要です。証拠と言うよりもその意図が見える事が必要なのです。
 長くなりますが、実に面白い例をお話しましょう。2004年に海洋堂40周年記念として「海洋堂大博覧会」が行われました。その年の3月に京都と東京の高島屋で行われた「進め海洋堂」展と、同じく12月に横浜で行われた「横浜そごう」展の2回(会場は3箇所)です。そこに登場したのがチョコQのアメリカザリガニ(青色変異個体)の高島屋バージョンと横浜そごうバージョンです。

サンショウウオの系譜(47) 真面目で真剣

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海遊館ミュージアム オオサンショウウオ 2009年8月 監修・海遊館 企画・総指揮・佐藤純也 原型製作・KOW

 造形製作とは、真面目で真剣でなければ成り立ちません。そうでないと造る事が出来ないのです。不真面目でいい加減では、刃物を持つ事が出来ません。怪我をします。少し大袈裟に言うと、殆んど気付きもしない様な些細な部分を大の大人が一生懸命になって改訂して、「良くなっただろう」と真面目顔で自慢している様なものです。なんだか微笑ましくて、人間的で心が和みます。私が「もの造り」を人一倍意識している為かも知れませんが、そんな真面目な製作者だから、その「思い」や「考え」がフィギュアに表れて来るのではないでしょうか。
 余談になりますが、「もの造り」や「料理人」は不真面目では出来ません。「いい加減な人間」ではそれを生業には出来ないと私は思っています。

サンショウウオの系譜(46) リニューアル・フィギュア 

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海遊館ミュージアム オオサンショウウオ 2009年8月 監修・海遊館 企画・総指揮・佐藤純也 原型製作・KOW

 写真は昨日までの「海遊館ミュージアム(旧版)」に新たに4種のフィギュアを加えて、奇譚クラブ(敬略)のネイチャーテクニカラーシリーズで使われている台座を付けての「リニューアルフィギュア」です。 台座が新たに付けられていますが、内容は殆んど変わりありません。私は、「改訂版等」の様にフィギュアに改造を加えて発売される動物フィギュアに非常に興味があります。その改造が目立たなければ目立たない程に、魅力があります。何故かと言うと、その様な目立たない小さな部分に製作者やそのスタッフのこだわりを見る事が出来るからです。小さな部分を真剣(真面目)に改良し製作しているからです。

サンショウウオの系譜(45) 錯視

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海遊館ミュージアム(旧版) オオサンショウウオ 2007年 監修・海遊館 企画・総指揮・佐藤純也 原型製作・KOW 

 すぐに話しが逸れてしまいます。ごめんなさい。
 さて、「艶」の話しに戻ります。このフィギュアは恐らく水中の岩を越えようとしているポーズと思われます。水中なので、皮膚が水に濡れている状況として「光沢(艶)」を出しているものと解釈しましたが、何処か不自然です。「ハコネサンショウウオの艶」と違って、玩具の様な(玩具なのですが)趣があります。「プラスチック」が全面に印象付けられてしまいます。もっとも、「ハコネサンショウウオ」も見様によっては「プラスチック」なのですが…。
 その動物(実物)とそのフィギュアとの関係は何なのでしょうか。それは美術絵画(具象画)に似ています。風景があって、その風景を真似て絵を描きますが、私たちはその「絵」をみてキャンバスの上の絵の具を見ているのではありません。そこに描かれた風景(実物の風景)を「目と頭脳」と言う機材を使って投影しているのです。別の立場でお話しすると、その絵の中に大きなコブの様な「絵具の塊」があったとすると、私たちはその投影をやめて、現実に戻ります。「風景」ではなく「絵具の塊」だと知るのです。

サンショウウオの系譜(44) ブログに大切な事

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海遊館ミュージアム(旧版) オオサンショウウオ 2007年 監修・海遊館 企画・総指揮・佐藤純也 原型製作・KOW

 この系譜では、「存在感」と「艶」を中心にお話しさせて頂いていますが、その事は事前に意図していたものではありません。
 更新のたびに掲載しているフィギュアの写真は、事前に発売された年月の順番に様々な角度で撮影していますので、どの順番でフィギュアの紹介をするかは決めていますが、そのフィギュアの何を話すかは前日の話題による所が大半です。故に、ストックの写真が無くなり、次に紹介するフィギュアの写真がアップされても話題は前日の続きになる場合が多々あります。解り辛い部分もあるかと思いますがご理解して頂ければ幸いです。
 けれど私は、その時に思い付いた事や検証した事、あるいは感じた事をリアルタイムで言葉として残す事が、このブログには大切な事だと考えています。

サンショウウオの系譜(43) オオサンショウウオの特徴

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海遊館ミュージアム(旧版) オオサンショウウオ 2007年 監修・海遊館 企画・総指揮・佐藤純也 原型製作・KOW

 オオサンショウウオの頭が想像していた以上に平たい事が、この系譜と共に理解できるようになりました。それは事実ですが、このフィギュアは、やや誇張しすぎではないかと言う思い(疑問)が私にはあるのです…。
 実は、この後に紹介する「京都水族館フィギュアコレクション」のフィギュアも頭が平たく表現されています。見方によってはこちらのフィギュアの方が平たいのかも知れません。頭を平たくする事で、確かに「オオサンショウウオ」らしく仕上がっています。と言う事は、無意識にイメージしていた「オオサンショウウオ」と一致している事になり、良く出来たフィギュアとなります。そうすると、「平たい頭」が「オオサンショウウオ・フィギュア」のひとつの特徴となる日が来るのかも知れません。いや、特徴と言っても良いでしょう。何故かと言うと、今日のミニチュア動物フィギュアを牽引している両雄の会社と今やカリスマと言って良い両雄の原型師の手によるフィギュアなのですから、その説得力に隙間はありません。