トラの系譜(18) 価値観の提示

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旭山動物園カプセル・ズーVol.4 旭山動物園スノードーム 雪上に佇むトラ 2010年8月 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 このフィギュアの良し悪しは別にして、このフィギュアの影には海洋堂敬略)の「動物フィギュア」に対する一貫した考えが流れているのではないでしょうか。生物模型の「アクアランド」から食玩の「チョコエッグ」、「チョコエッグ」から生きた標本と評された「アクアリューム」やヴィネットの「カプセル・ズー」、そして「スノードーム」とその流れは常に動物フィギュアに新しい価値観を堤示されていたのではないでしょうか。常に「動物フィギュア」の可能性を模索されていた歴史の表れではないかと私は考えています。

 

トラの系譜(17) スノードーム

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旭山動物園カプセル・ズーVol.4 旭山動物園スノードーム 雪上に佇むトラ 2010年8月 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 このフィギュアは、2010年8月に発売された「旭山動物園カプセル・ズーVol.4」の「スノードーム・雪上に佇むトラ」です。モチーフはアムールトラとあります。暖かい季節だけの限定販売とあります。私事ですが、2007年の春に「旭山動物園」を尋ねました。お目当ては勿論、不謹慎ではあるのですが「カプセル・ズー」が目的だったのです。新緑と桜が美しかった印象があります。当然の事、「冬の旭山動物園」は知りませんが、あたり一面に雪が積り、歩道の一部が細長く雪除された順路が、それぞれの「館」を綾取りの糸の様に結び付けている幻想的な風景」が想像できましたが、現実は「どんよりとした曇り空と泥に汚れた歩道」なのかもしれません。失礼な表現をしてしまいました。そんな冬の雪積る「動物園」の印象が、この「スノードーム」と言う表現を選択させたのでしょう。この斬新なアイデアと実行力には感心させられます。
   














トラの系譜(16) 様々な展示方法

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カプセル旭山動物園・ズー5 もうじゅう館「咆哮するトラ」 2007年4月 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 「行動展示」のお話をさせて頂きました。ならば他にどの様な展示方法が、動物園や水族館・植物園等で行われているのでしょうか。「動物フィギュア」とは直接的には関係のない話しですが調べてみました。意外に多くの展示方法(概念)がある様です。「形体展示」「生体展示」「分類学的展示」「地理学的展示」「無柵放養式展示」「単一展示」「混合展示」「形態展示」そして「行動展示」。専門的にはきっと他にもあると思います。それぞれの詳しい展示方法に興味のある方は調べて見て下さい。難しい言葉遣いですが、意外と理解できると思います。
 それらの様々な展示方法は、動物園や水族館・植物園等の並々ならぬ様々な努力があってこそ産まれた展示方法だと私は考えていますが、それらが不思議と「動物フィギュア」の「シリーズ化」や「表現方法(見せ方)」と重なっている事には驚きます。動物園の「展示方法」とフィギュアの「表現方法」がどの様な関係であるのかは、今後の課題となるのではないでしょうか。それを解く事で新たな表現方法の「動物フィギュア」が産まれて来るのではないかと確信しています。

トラの系譜(15) 咆哮するトラ?

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カプセル旭山動物園・ズー5 もうじゅう館「咆哮するトラ」 2007年4月 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 ウィキペディアによると、「行動展示」とは「その動物の生態やそれに伴う能力を自然に誘発させて観賞者に見せるように工夫した展示。」とあります。その動物園の展示方法と密接に関わっているものと私は考えています。そうすると、この「カプセル旭山動物園・ズー5」のその他のフィギュア、「ぺんぎん館」「ほっきょくぐま館」「あざらし館」「おらんうーたん館」「ペンギンの散歩」は気持ち良く納得できますが、せり出した空中檻等の表現の無いこのもうじゅう館「咆哮するトラ」フィギュアにはその意図が希薄に感じられます。最も、「空中檻」をフィギュアとして表現する難しさも理解できますし、「ヴィネット」である事にも理解できます。
 「ズーラシアランチ・ジャングルクラッカー」の「スマトラトラ・フィギュア」の強い印象なのかも知れませんが、「咆哮するトラ」としては印象が弱く感じられるのは私だけでしょうか…。 

トラの系譜(14) 「行動展示」とヴィネット 

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旭山動物園カプセル・ズー5 もうじゅう館「咆哮するトラ」 2007年4月 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 この「旭山動物園カプセル・ズー5」の解説書を引用します。『旭山動物園を特別心に残る場所にしている「行動展示」を、フィギュアで表現するには、ヴィネットがふさわしいと考えました。ヴィネットは小さいサイズに情報を圧縮した情景模型の事です。単に「ホッキョクグマ」や「キングペンギン」のフィギュアを作るのではなく、「旭山動物園で動く」それらの動物を描きたかったのです。』とあります。旭山動物園の提唱した「行動展示」をフィギュアとして表現するのはヴィネットがふさわしいと言う訳です。
 

 



 

 

トラの系譜(13) 行動展示

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旭山動物園カプセル・ズー5 もうじゅう館「咆哮するトラ」 2007年4月 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 このフィギュアは、旭山動物園(ヴィネット)カプセル・ズーの「咆哮するトラ」です。2007年4月の発売です。前作の「ズーラシアランチ・ジャングルクラッカー」から3年1ヵ月が経ちます。このフィギュアのモチーフは、上からクロヒョウ、アムールトラ、アムールヒョウとなっています。このフィギュアも完成度が高く、魅力的なものになっています。動物園の情景を基調とした構成となっています。動物園と言う動物にとっては特殊な環境での「行動展示」と言う事になります。「動物フィギュア」にとっては、本流ではない様に感じますが、本流も支流の集まりである事を考えるとこの様な主題でのフィギュアも面白いものだと感心させられます。

トラの系譜(12) イメージの純化

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ズーラシアランチ・ジャングルクラッカー スマトラトラ 2004年3月 製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 このフイギュアの彩色についても少し紹介しておきます。このフィギュアの体色(背側)は赤味の強い茶色で仕上げられています。残念ながらこの写真では、その色彩が表れていないのですが、この系譜に登場する「トラ・フィギュア」の中では最も派手で鮮明な彩色です。けれどその彩色は決してイメージから逸脱したものではありません。むしろ、イメージを純化させた彩色として私は理解しています。確かにこの彩色は実物の体色を再現したものではないと思いますが、動物フィギュアとしては、昨日に紹介した「表情」と共にこの「彩色」が「生命感」を産む要因になっているのも事実です。「生命感」の「再現」と言う事でしょうか。「ミニチュア動物フィギュア」はあくまでも再現を試みるものですが、何を再現するのかを今一度、問う必要があるのではないでしょうか。

トラの系譜(11) 顔の表情

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ズーラシアランチ・ジャングルクラッカー スマトラトラ 2004年3月 製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 このフィギュアの魅力は、威圧する表情にあります。顔にこれだけの表情を見せてくれる動物フィギュアは、過去に出会った記憶がありません。鋭い眼光とふてぶてしい面構えを見事に表現していると思います。私は動物フィギュアに「生命感」を求めていますが、顔の表情に「生命感」を感じる事もあるのだと始めて知らされました。基本的には、その動物のポージングや仕草で「生命感」を得る事が多い中で、顔の表情でそれを感じさせてくれるのですから海洋堂(敬略)及び松村しのぶ(敬略)の力量には感服させられます。

トラの系譜(10) ズーラシアランチ

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ズーラシアランチ・ジャングルクラッカー スマトラトラ 2004年3月 製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 このフィギュアは、ズーラシアランチ・ジャングルクラッカーの食玩の中の「スマトラトラ」です。見事な「たてがみ(顎鬚)」と恐ろしいまでの壮観な顔つきは「トラ・フィギュア」の真骨頂なのかも知れません。事実、全くの個人的な思いですが、このフィギュアが最も洗練され、優れた「トラ・フィギュア」ではないかと思っています。「ヴィネット」と言う限られた空間に凝縮した情報を詰め込む情景模型の先駆けだと思います。この時はまだ。「ヴィネット」と言う言葉は使われていない様ですが、すでにその概念に沿って製作されている事に海洋堂(敬略)の「動物フィギュア」に対する先見的な見方を読み取る事が出来ると思います。

トラの系譜(9) トラの「たてがみ」

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平成十五年原色干支図鑑 ベンガルトラ 2003年月 監修・奥山秀輝 協力・宮島町立宮島水族館 製作・ユージン

 もうひとつの思いは、「鬛(たてがみ)」にあります。このフィギュアには「たてがみ」が表現されていません。「たてがみ」を持つ動物と言えば、「ライオンのオス」や「馬」などを思い浮かべますが、人間の成人男子の「頭髪から揉上げ」「揉上げから顎鬚」もその一例と聞きました。このフィギュアには黄色と黒の縞模様があり、「トラ」のイメージが保たれていますが、その「トラ模様」が無ければどの様に見えるのでしょうか…。
 「ライオンのオス」の様なボリュームのある壮観な「たてがみ」はありませんが、「トラ」にも歴とした「たてがみ」があります。この系譜では7頭(骨格を入れると8頭)の「トラ・フィギュア」を紹介する予定でいますが、「たてがみ」がないのはこのフィギュアだけです。「トラ・フィギュア」にとっての「たてがみ」は私たちが思う以上に「トラ」らしくその特徴となっている様です。系譜と共にその「たてかみ」の存在感を確かめて頂ければ理解できるのではないでしょうか。

トラの系譜(8) 尻尾の長さ

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平成十五年原色干支図鑑 ベンガルトラ 2003年月 監修・奥山秀輝 協力・宮島町立宮島水族館 製作・ユージン

 このフィギュアで、個人的に思っている事が2点ほどあります。その一点は「尻尾の長さ」です。当初、「アムールトラ」とは違って、「ベンガルトラ」は写真の様に「長い尻尾」を持っているものだと信じていました。勿論、このフィギュアがそうなっているからです。ところが、この系譜が始まり、様々な「トラ」を例外に洩れず調べていたのですが、「ベンガルトラ」も他のトラと変わらない尻尾の長さだったのです。ネットで過去に捕獲された「ベンガルトラ」の全長と尾の長さを記録した資料があり要約すると、全長302cm~323cmの成体8頭の平均全長が312.3cmです。その尾の平均の長さが96.5cmでした。尾の長さの占める割合は30.9%です。ところが、このフィギュアの全長は98.2mmで、尾の長さ(伸ばしての計測)が45.6mmです。尾の長さの占める割合は46.4%です。動物フィギュアはあくまでもイメージを大切にするフィギュアですので、詳細な寸法精度は意味を持ちませんが、この尾の長さには違和感を覚えてしまいます。

トラの系譜(7) ギャップ

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平成十五年原色干支図鑑 ベンガルトラ 2003年月 監修・奥山秀輝 協力・宮島町立宮島水族館 製作・ユージン

 この「平成十五年原色干支図鑑」の特徴は、干支の十二支の動物をフィギュアにしていると言う事なのですが、その動物をただ漠然とした名称ではなく、固有種に限定されているところにあります。たとえば、子年を「ヒメネズミ」にしたり、丑年を「黒毛和牛」にしたり、卯年を「カイウサギ(日本白色種)」と限定して製作されています。このフィギュアもその例外に洩れず、寅年を「ベンガルトラ」と定めて製作されています。恐らく、「図鑑」と称するが故に、リアルなモチーフを必要とされた事から限定した動物の製作となったのでしょう…。
 この「平成十五年原色干支図鑑」のシークレットアイテムは、「猫」です。それも「日本猫(三毛)」です。その事から、「干支」と「図鑑」とのイメージのギャップが面白いと言えば言えなくもありません。動物フィギュアの中では異端ですが、ユーモアのあるフィギュア群です。

トラの系譜(6) 途上の中

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平成十五年原色干支図鑑 ベンガルトラ 2003年1月 監修・奥山秀輝 協力・宮島町立宮島水族館 製作・ユージン

 本業と体調不良が重なり、長期のお休みを頂きました。平常心と自然体で動物フィギュアの様々な課題を丁寧に紹介できればとの思いを再確認できた期間でもあった様に思います。

 さて、前回からのお話をさせて頂きます。この「平成十五年原色干支図鑑」は、2003年1月の発売と在ります。ユージン(敬略)では2002年12月に「原色爬虫類トカゲ図鑑」が発売され、翌年の2003年5月には「原色淡水魚図鑑Ⅰ」が発売されていますので、その間の発売となります。この時期は恐らくユージン(敬略)にとっては最も変革を余儀無くされた時期ではないでしょうか。販売形態の違いはあるのですが、海洋堂(敬略)では「タカラトミー」との提携で2002年9月に「チョコQ・第6弾」が発売されています。動物フィギュアにより強くクリエイティブな製品造りが求められていた時期だったのです。その開発途上の真っただ中にあったのがこの「シリーズ」ではないでしょうか。

 
 

トラの系譜(5) 平成十五年原色干支図鑑のベンガルトラ 

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平成十五年原色干支図鑑 ベンガルトラ 2003年月 監修・奥山秀輝 協力・宮島町立宮島水族館 製作・ユージン

 このフィギュアは「平成十五年原色干支図鑑」の「ベンガルトラ」です。レツト・データ・アニマルズから約2年半が過ぎています。このフィギュアの紹介をしたいのですが、なかなか思う様には行きません。実は、すでに5日程、お休みをさせて頂きました。今日は、たまたま、時間が取れてブログを更新できましたが、更に4日程のお休みを頂きます。急な仕事の関係で出張が続き、昼夜を問わず現在は忙しい状態です。予定では25日までは更新出来そうにありません。ごめんなさい。「もの造り」の仕事は全く予定通りには進まない仕事です。25日か26日には会えると思いますが、それまでは、残暑のお見舞いを申し上げて、今日は失礼致します。 

トラの系譜(4) トラのたてがみ

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レッド・データ・アニマルズ アムールトラ 2000年夏 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 信じられない事ですが、「トラ」は、このフィギュアが販売された当時(12年ほど前)ではまだ未明な部分の多い動物だったのです。にもかかわらず、少年の胸をときめかせた動物は、いずれもすでに絶滅危惧種(アモイトラは動物園でしか見る事が出来ないらしいので絶滅寸前種)として保護されている貴重な動物でもあったのです。
 「トラ」の特徴とは何でしょうか。「トラの縦縞」は最も印象に残る特徴ですが、ネコ科最大の動物と言う事も忘れてはいけません。このふたつの特徴は、このプログで紹介する必要もない程に明白な事柄ですが、 もうひとつ、意外な特徴を見つける事が出来ました。それは「たてがみ」です。
 
 

トラの系譜(4) 8亜種

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レッド・データ・アニマルズ アムールトラ 2000年夏 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 「レッド・データ・アニマルズ」の解説書にも書かれていますが、「トラ」には8種の亜種が確認されています。「ベンガルトラ」「アムールトラ(シベリアトラ)」「アモイトラ」「インドシナトラ」「スマトラトラ」「バリトラ(1937年に絶滅)」「ジャワトラ(1980年に絶滅)」「カスピトラ(絶滅)」の8種となっていました。ところが、「インドシナトラ」と同亜種とされていた「マレートラ」が、2004年に別亜種である事が判明され、絶滅とされた「カスピトラ」がごく最近(2009年)に遺伝学的調査で「アムールトラ」と同一種であることか判明しています。「アユ」や「サワガニ」の様に身近にはいない動物ではありますが、少年の胸をときめかせた動物でした。その「トラ」が極々最近になって、その全貌が解き明かされたのです。いや、まだまだ未明の部分があるのかもしれません。

トラの系譜(3) 満足感のある大きさ

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レッド・データ・アニマルズ アムールトラ 2000年夏 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 このフィギュアはチョコエッグに比べると随分と大きく、全長(鼻先から尾の末端まで)が82mmもあり、チョコエッグ第5弾の「ツシマヤマネコ」の全長が66.8mmですので2周りほど大きく、尻尾を除くとほぼ2倍の大きさと言っても良いのではないでしょうか。満足感のある大きさだと思います。
 ただ、彩色に若干の不備が感じられます。体色の黄色に斑があり、艶にも斑があります。艶がある事自体が不自然でもあり、プラスチックの感触が残りイメージを限定的なものにさせていると思いますが、この時期のフィギュアとしては丁寧に製作されていると思います。

トラの系譜(2) 食玩

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レッド・データ・アニマルズ アムールトラ 2000年夏 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 この「レッド・データ・アニマルズ」はフルタ製菓(敬略)の食玩として販売されていたもので、他にヒカジローランドゴリラ・クロサイ・グレビーシマウマ・チーター・ニツアカガシラエボシドリ・オオカンガルーネズミ・カルフォルニアコンドル・ホッキョククジラ・ワニガメ・ゴライアスガエル・ジャイアントパンダがあります。他に応募により抽選でのプレゼントとして台座が黒の「トードー(骨格)」とワンステの「トードー(骨格・金台座)」、ホビーロビー限定で販売されていた全身が金色の「トードー(骨格)」があり、この3種類の「トードー(骨格)」は今も貴重なフィギュアとして人気があります。

トラの系譜(1) レッド・データ・アニマルズ

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レッド・データ・アニマルズ アムールトラ 2000年夏 造形企画製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 今日からは「トラ」です。「アユ」から「オオサンショウウオ」「サワガニ」と日本的な動物フィギュアが続きました。全く日本的ではないモチーフの動物フィギュアはないものかと以前から思っていたのですが、系譜としては難しく、良いモチーフが見当たりませんでした。そんな中で、この「トラ」が私の脳裡に浮かんで来たのです。どの様な系譜の内容になるのかは解りませんが、日本の「トラ・フィギュア」を年代と共に紹介していきたく思っています。
 このフィギュアは、「レッド・データ・アニマルズ」の「アムールトラ」です。2000年の夏に発売されたものです。2000年の夏と言うと同じくフルタ製菓(敬略)の「チョコエッグ第3弾」の後に登場した事になります。
 










サワガニの系譜(38) 動物フィギュア冥利 

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ネイチャーテクニカラーMONO サワガニ・マグネット×ストラップ限定版(桜色・マグネット) 2011年7月 製作・奇譚クラブ 企画総指揮・佐藤純也 原型製作・岡村悠紀

 私が興味を注がれたのは、大陸に生息していない事と尖閣諸島・魚釣島周辺にも近縁種(基は同じ「サワガニ」)が生息している事です。尖閣諸島・魚釣島は、領土問題で話題になり、その島の様子を写真や動画で見る事が出来ます。決して大きな島ではありません。沢があるとも思えないのですが、「センカクサワガニ」と言う純淡水の固有種のカニが生存していると言う事実に、誠にたくましい生命を感じたからです。
 昨日に、紹介した様々な「サワガニ」の中には通常の2倍の大きさのものもいる様です。ただ、残念な事に、恐らく専門家でなければそれらを見る事も触る事も難しいのではないでしょうか。それらの写真を見るすべも知りませんので、それらがどの様なものなのかも解りませんが、彩色の違うフィギュアの製作と同様に各島の「サワガニ」を見る事が出来たなら、どんなにその冥利となることでしょうか。