トラの系譜(12) イメージの純化

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ズーラシアランチ・ジャングルクラッカー スマトラトラ 2004年3月 製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 このフイギュアの彩色についても少し紹介しておきます。このフィギュアの体色(背側)は赤味の強い茶色で仕上げられています。残念ながらこの写真では、その色彩が表れていないのですが、この系譜に登場する「トラ・フィギュア」の中では最も派手で鮮明な彩色です。けれどその彩色は決してイメージから逸脱したものではありません。むしろ、イメージを純化させた彩色として私は理解しています。確かにこの彩色は実物の体色を再現したものではないと思いますが、動物フィギュアとしては、昨日に紹介した「表情」と共にこの「彩色」が「生命感」を産む要因になっているのも事実です。「生命感」の「再現」と言う事でしょうか。「ミニチュア動物フィギュア」はあくまでも再現を試みるものですが、何を再現するのかを今一度、問う必要があるのではないでしょうか。

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