ヤマガメの系譜(25) 「存在感」への意識

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日本のカメ リュウキュウヤマガメ(赤褐色個体) 2010年5月 監修・豊平両生爬虫類研究所 原型製作・KOW 企画総指揮・佐藤純也

 このフィギュア(日本のカメ)の誕生は日本のミニチュア動物フィギュアの技術の高さを表しています。これ以上の技術がフィギュアに必要なのでしょうか…。と思えるほどです。
 昨日、いみじくも「活き活きした生命感」と表現しました。「生活感」がないとも言いました。「活き活きした生命感」ではなく、「生き生きした生命感」であれば…。との思いで言葉を選んだのですが、当てはまるでしょうか。理想像としての「リュウキュウヤマガメ」の姿をこのフィギュアに観る事が出来ます。これ以上の理想を追う必要は、既にないのかも知れません。意図したことを忠実に表現した完成度の高いフィギュアだと思います。動物フィギュアにコンクールがあるとすれば、最優秀技術賞というところでしょうか…。
 「存在感」と言うこのブログでは聞きなれない言葉を、この「系譜」で使いました。その点では、いみじくも「週刊天然記念物」と「日本のカメ」とに大きな違いがあります。けれどそれは、「存在感」を意識(意図)した製作であるかないかの違いだけだとも思います。「存在感」と言う曖昧な概念ですが、他のフィギュアを圧倒させる「風格と品」を大切に思うゆとり(遊び心)があったかなかったかの違いだとも私は考えています。

 この「存在感」を育む事は、実は非常に難しい事の様です。そこで、もうひとつ「存在感」を意識させるフィギュアを紹介しましょう。それは、明日からの「クワガタの系譜」の中に登場します。おやすみなさい。

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