ヤマガメの系譜(16) 堂々とした生命感

画像



















週刊日本の天然記念物 50 リュウキュウヤマガメ 2003年6月 製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ

 ヤマガメの系譜(11)から今日までのこの「リュウキュウヤマガメ」の写真を観て何を感じられましたでしょうか。私のフィギュアの鑑賞方法をお話しさせて頂きました。その上で、このフィギュアのお話しをしたかったのです…。
 私が動物フィギュアに求めるものは、「リアル感」と「生命感」、そして「存在感」です。この三つの「感覚」は互いに共通する部分と相反する部分があるように思いますが、概ね「存在感」に集約されるのではないかと考えています。
 このフィギュアの特出する所はその甲羅(背甲)の表現にあるのではないでしょうか。あまり美しいとは言えない背甲ですが、その特徴を絶妙に捉えた「かっこいい甲羅」に仕上がっていて、成長線の表現が見られないのが残念ではありますが、一見荒々しく見える彩色は様々な風雪にさらされた甲羅を見事に表現していて「リュウキュウヤマガメの幼体」にみる繊細な「生命感」と違って、堂々とした「生命感」を観る事が出来ます。堂々とした「生命感」とは不思議な言い回しですが、それこそが「存在感」なのかも知れません。このフィギュアが秀作として高く評価される由縁は、この「甲羅」の「存在感」にあるのではないでしょうか。このフィギュアの「存在感」は是非、興味のあるなしに関わらず体感する(実物を観る)だけの価値があると私は思っています。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック