ヤマガメの系譜(9) 美しく見せる事

画像














BE-PAL付録 週刊天然記念物 創刊記念 リュウキュウヤマガメ 2002年4月 製作・海洋堂 原型製作・松村しのぶ


 もうひとつは、無駄のない綺麗な塗装(彩色)にあります。これは注文と言うよりは私の疑問です。確かにこの写真の「リュウキュウヤマガメ」の幼体も、実に美しいものです。動物フィギュアは標本ではありません。勿論実物でもありません。造り物である以上はその利点を最大限に表現する必要があると考えています。その動物の本来の姿を表現する事が良いと考えているのです。自然の中で育つ動物はその環境で汚れたり、傷付いたりします。事実、大半の動物はそれらに影響されながら生きています。フィギュアで表現されるように身なりが整った美しい身体をした動物の方が少ないように思いますが、それで良いとも考えていました。この「リュウキュウヤマガメ(幼体)」のフィギュアは正にその典型的なフィギュアだと思います…。けれど、それで本当に良いのでしょうか。汚れなく美しく見せる事が本来の動物フィギュアの目的なのでしょうか…。
 この解説書の幼体の写真には、甲羅に無数の小さな斑点が全体に確認できます。美しく見せるのであれば省略しても支障のない事柄ですが、違う観点から考えると無数の小さな斑点はその甲羅には必要不可欠な事柄になるのかも知れません…。その違う観点のヒントが次に紹介する予定のフィギュアにあるのではないでしょうか。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック