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zoom RSS アロワナの系譜(12) 艶の目的

<<   作成日時 : 2010/07/22 01:40   >>

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エンデンジャード・スピーシーズ 古代魚 アジアアロワナ 2005年 製作・カロラータ

 さて、「いまひとつ」の三つ目です。最初の「観念的な彩色」と重なる事柄ですが、質感への配慮が余り感じられません。フィギュアは樹脂で造られています。同じ素材で同じ塗料を使用する以上は同じ質感になります。けれど、モチーフとなる魚とその環境は違います。「魚」「川底」「石」「水草」等、それぞれに異なる質感を持っています。「魚」の部位でも質感が違います。「ヒレ」と「鱗」とは質感も色もちがうのです。私たちはその事に余り意識を持たずに生活をしています。それ故に余り気にならないのかもしれませんが、その違いを表現することで、臨場感が生まれます。そのためには「艶」の使い方は有効な手段であり、必然のように思います。「艶」の有無が質感を造る要因のひとつだと言う事です。「原色淡水魚図鑑Tのアロワナも「新江ノ島水族館への誘い」のアロワナもその事によく気配りがされています。「艶」のないものには「艶」を無くし、「艶」のあるものには「艶」を着けているのです。けれど、このカロラータ社(敬略)のフィギュアにはその気配がないように思います。「テカテカの川底」や「飴細工の様な各ヒレ」はリアルフィギュアとしては恥ずかしく思うのですが、いかがでしょうか。日本の動物フィギュアの進化は「ものづくり」の原点に向かう流れにある様です。観念的な表現から具体的な表現へと、理解するのではなく納得するものへと変貌を遂げつつあるのではないでしょうか。

追記。 近い将来に、「艶」の有無だけではなく、素材の「樹脂」の変化で質感の違いを表現するフィギュアが製作される時が来るのかも知れません。 

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